
樹齢何年になるのでしょうか?亡くなった父に尋ねた時も、高齢の親戚に尋ねても、明確な答えはありません。
すでに私が物心ついたときにはもちろん、親の世代が生まれる前から、そのクスノキは今とほとんど変わらぬ背丈で立っておりました。クスノキは蔵の裏側とお隣さん(農協さん)の境に立っております。楠は常緑樹で一年中緑の葉をつけていますが、4月から5月にかけて新緑が芽吹きその代わりに一年前の葉を落とします。数年前に枝打ちをしたとはいえ、写真のように枝が蔵の屋根の上に張り出していますので、屋根の上に降り積もる楠の落ち葉の量は半端ではありません。
ちょっと遅くなりましたが梅雨の切れ目を狙って今年も屋根に登ってクスの葉とりをしました。放っておくと樋を詰まらせ雨水がオーバーフローし至るところに浸水して蔵を傷める原因になります。所々昨年のクスの葉とりが十分でなかった箇所は葉っぱが朽ちて腐葉土となりそこから草が生えていたりします。
「クスノキの奴め、こんな仕事をさせやがって」と、思わずぼやいてしまうこともありますが、おそらく地下に張っている根は地上の枝と同じくらいのスケールでしょうから、万が一このクスノキをバッサリ断ち切ってしまったら根腐りして蔵が陥没してしまうに違いありません。
「いやいや、苦情を言うちゃあいけん。このクスノキとうちの蔵はすでに一つじゃ。クスノキが蔵を護ってくれとるんじゃ。」と思い直し、今年もありがたく屋根掃除をさせていただきました。
いい汗をかきました。これからも八百新酒造はクスノキと共生していきます。
- 2006/06/26(月) 10:31:51|
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